#理数系本
生命とは何か
複雑系生命論序説
金子邦彦
東京大学出版会
3200
生命科学を複雑系の科学として再構築し,「生命」現象の本質へと迫る! 最先端の研究成果をもとに,理論と実験の両面からその方法論を提示.これまで著者が行ってきた講義をもとに,複雑系の基本からわかりやすくていねいに解説する.初の本格的な入門書,ついに刊行
生命システムはどのように研究したらよいだろうか
構成的生物学
動的システムとしての生命―準備
動的システムとしての生命―ゆらぎ、可塑性、相互作用
複製系における情報の起源
増殖する反応ネットワーク系での再帰性
細胞分化と発生過程の安定性
幹細胞システムと不可逆分化過程
形態形成と位置情報の生成
表現型と遺伝子型の進化
関連する他の課題―多細胞生物の個体性と共生、適応と記憶、分子機械
生命とは何か
物理的にみた生細胞
シュレーディンガー、岡小天、鎮目恭夫
岩波文庫
858
量子力学を創造し、原子物理学の基礎をつくった著者が追究した生命の本質―分子生物学の生みの親となった20世紀の名著。生物の現象ことに遺伝のしくみと染色体行動における物質の構造と法則を物理学と化学で説明し、生物におけるその意義を究明する。負のエントロピー論など今も熱い議論の渦中にある科学者の本懐を示す古典。
この問題に対して古典物理学者はどう近づくか?
遺伝のしくみ
突然変異
量子力学によりはじめて明らかにされること
デルブリュックの模型の検討と吟味
秩序、無秩序、エントロピー
生命は物理学の法則に支配されているか?
決定論と自由意思について
シュレーディンガー
人とその業績
C.W.キルミスター、小川ツヨシ、今野宏之
共立出版
3100
シュレーディンガーの直接・間接の影響下で現在活躍する世界的学者たちが回顧する記念論文集。
【目次】
ボルツマンのシュレーディンガーへの影響・量子ジャンプはあるか・分子力学:H+H2から生体分子へ・量子力学他92191